本学のあらまし・教育方針
◎ 本学のあらまし
有明教育芸術短期大学は、本学の設置者である学校法人三浦学園が長年にわたり取り組んで来た幼児教育(幼稚園教諭及び保育士の養成校である専門学校、日本音楽学校)の伝統と明治以来の日本最古の音楽教育(日本音楽高校)の伝統を基盤としています。
大規模な四年制大学でもできない、特別な講義や優秀な教授陣をもって、21世紀という時代に新たな風を吹かせることを目指しています。
◎ 建学の精神
学園の建学の精神である「愛と和と誠実」は、初代学園長三浦泰先生がこよなく愛したことばです。
人を思いやること、相手を大切にし協力し合あうこと、偽りのないことを求めるもので、三浦学園全体で継承されています。本学はこの「愛と和と誠実」を受け、学則にもあるように豊かな人間性と国際社会に即応できる独創性を備え、教育力や教養を身につけた人材の育成を目指し、人々の生活の充実、発展に寄与することを目的としています。
◎ ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針 / 修了認定の方針)
□ 子ども教育学科 □
子ども教育学科は、保育・教育に関する専門的知識と技能を修め、保育者・教育者としての高い専門性と教養、豊かな感性を身につけ、地域や社会に貢献することのできる人に対して、短期大学士(子ども教育)の学位を授与します。
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【豊かな人間性・社会性・教養】
- 人を尊重し、豊かな人間性と社会性・教養を備えた人として行動することができる。
- 保育者・教育者としての自覚をもち、保育・教育にかかわる人々と協力していくことができる。 【専門的知識や技能】
- 保育・教育に関する専門的知識・技能を身につけている。
- 保育・教育に関する専門的知識・技能を活用し、さまざまな課題に対応する力を身につけている。 【実践的能力・表現コミュニケーション力】
- 保育・教育の対象を深く理解し、受け止め、働きかけることができる実践力を身につけている。
- 子どもの感性を育てるためのさまざまな表現コミュニケーション力を備えている。
□ 専攻科 子ども教育専攻 □
所定の単位を取得し、以下に示す「豊かな人間性」、「高度な専門性・実践力」、「社会に貢献する力」、「自己研鑽力」を身につけた者に修了を認定します。 さらに、所定の単位を取得し、大学改革支援・学位授与機構の審査を経ることで学士(子ども教育学)の学位が授与されます。
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【豊かな人間性】
- 子ども教育に関する知識や技能をより深く学ぶことによって豊かな心を育み、人間の多様性を理解し尊重できる人間性を備えている。 【高度な専門性・実践力】
- 子ども教育に関する高度な専門的知識や技能を修得し、それらの専門性を社会の中で具現化できる実践力を身につけている。 【社会に貢献する力】
- 子ども教育の担い手としての自覚を持ち、周りの人々と協働しながら、社会に貢献する力を身につけている。 【自己研鑽力】
- よりよい社会の創造に向けて自分ができることを見出し、社会的ニーズに適切な対応ができるよう常に真摯に学び、自己を研鑽していく力を備えている。
◎ カリキュラム・ポリシー(教育課程の編成・実施の方針)
□ 子ども教育学科 □
【教育課程編成】子ども教育学科は、ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)を実現するため、基礎教育科目と専門教育科目を体系的、段階的に編成し、各科目を配置しています。
- 大学教育及び保育・教育に関する基礎を学ぶために、基礎教育科目を配置する。
- 保育・教育の本質と目的を学ぶ基礎理論、保育・教育の内容と方法を学ぶ科目、教科や領域に関する科目を配置する。
- 保育・教育の対象を理解し、受け止め、適切に働きかける力を養う科目を配置する。
- 保育者・教育者としての実践力や問題解決能力、地域や社会に貢献する力を養うために、実習等の科目を配置する。
- 音楽・運動・造形等を中心とする表現コミュニケーション力を養うための科目を配置する。
学生が主体的に学ぶ授業、学生が協同的に学び合う対話的な授業を通して、豊かな人間性と確かな専門性を身に付けることができるように、アクティブ・ラーニングを推進し、教育の質的向上に取り組みます。
【学修成果の評価】シラバスに記載された成績評価方法を用いて到達目標の達成度を確認し、成績評価基準にしたがって厳正に評価を行います。 学修ポートフォリオを活用し、個々の学生による自己評価、履修カルテの記録、振り返りを実施し、学修成果の獲得状況を確認しながら学修を進められるように支援します。
□ 専攻科 子ども教育専攻 □
【教育課程編成】子ども教育専攻は、ディプロマ・ポリシー(修了認定の方針)を実現するため、専門科目と関連科目、専攻に係る単位以外の科目を体系的に編成し、各科目を配置しています。
- 専攻科入学前に修得した専門的内容をさらに深く学ぶための科目を配置する。
- 高度な専門性を身に付け、職業観を確立することを目的としたインターンシップ科目を配置する。
- 様々な課題や社会的ニーズに対応できる力が身に付けられるように現代社会や教育現場の実情に即した授業科目を配置する。
実践的な学びを得られるように、アクティブ・ラーニングを推進し、主体的・協同的・対話的な教育を実施します。少人数で理論的かつ実践的な教育を実施し、個々の能力や可能性を広げられるように支援します。身に付けた知識や技能を現場で実践する経験を積み重ねるために、インターンシップを実施します。
【学修成果の評価】シラバスに記載された成績評価方法を用いて到達目標の達成度を確認し、成績評価基準にしたがって厳正に評価を行います。個々の学生が自己の学修成果を確認しながら学修を進められるように支援します。
◎ アドミッション・ポリシー(入学者受け入れの方針)
□ 子ども教育学科 □
子ども教育学科は、建学の精神に基づき、保育職・教育職に必要な知識や技能を学んで質の高い専門性を修得するために努力し、子どもの幸せと人権を尊重するとともに地域や社会に貢献していこうとする意欲のある人を求めています。
- 子どもの幸せと人権を尊重し、その成長にかかわることを喜びとする人。
- 保育・教育に関心をもち、真剣に学び、その職に就くことに熱意のある人。
- 子どもを取り巻く環境に関心をもち、保護者や地域の人々、保育・教育に関わる人々と協力し、地域や社会に貢献する意欲のある人。
□ 専攻科 子ども教育専攻 □
子ども教育専攻は、建学の精神に基づいた教育を通して、高度な専門性の修得と自己実現を目指し、自身の能力や可能性を広げることに努力を惜しまず、これからの社会に貢献できる人材を育成するために、次のような入学者を求めています。
- 広く深い知識と技能の修得のために自ら積極的に学ぶ姿勢を持ち、高度な専門性を身に付けた実践家になりたいという強い意志を持つ人。
- 専攻科で修得した高度な専門性を活かし、社会に貢献していきたいという熱意のある人。
- いたわりの心、連携と協調の心、真摯に学ぶ心を常に持ち続け、地域や社会の中で人々と協力し、よりよい社会を創造しようという意欲のある人。
● アセスメント・ポリシー
有明教育芸術短期大学では3つのポリシー(ディプロマ、カリキュラム、アドミッション)に基づき、機関レベル(短期大学全体)、教育課程レベル(学科)、科目レベル(授業・科目)の3段階で学修成果を判定・評価する方法を以下のように定めています。
- 機関レベル(短期大学全体)
- 教育課程レベル(学科)
- 科目レベル(授業・科目)
- 判定・評価方法 具体的な判定・評価方法は次のとおりとする。
学生の志望進路に対する就職率、資格・免許取得率、資格・免許を活かした専門領域への就業率などから、機関レベルでの学修成果達成状況を測る。
資格・免許の取得状況、単位修得状況、GPA、学修行動状況などから、教育課程レベルでの学修成果達成状況を測る。
シラバスに掲示された学修目標に基づく評価、授業アンケートなどから、科目レベルでの学修成果達成状況を測る。
【入学前・入学時】 アドミッション・ポリシーを 満たす人材かどうかの判定 |
【在学中】 カリキュラム・ポリシーに則って学修が 進められているかどうかの評価 |
【卒業時・卒業後】 ディプロマ・ポリシーを満たす 人材になったかどうかの判定 |
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機関レベル | ・入学試験 | ・休学率 ・退学率 ・学修行動調査 |
・卒業率 ・就職率 ・専門領域への就業率 ・学位授与数 ・卒業生アンケート調査 ・雇用先アンケート調査 |
教育課程 レベル |
・入学前レポート | ・GPA ・休学率 ・退学率 ・修得単位数 ・履修カルテ ・カリキュラムマップに基づく 学修評価 ・学修行動調査 ・外部テスト |
・GPA ・資格・免許取得状況 ・単位修得状況 ・就職率 ・学位授与数 ・リカレント教育のブラッシュ アップ研修 |
科目レベル | ・入学前学習 | ・成績評価 ・授業評価アンケート ・学修ポートフォリオ |