合格者・内定者の声

合格者・内定者の声



東京都教員採用試験に合格した小川さんに話を聞きました。



2022年合格 小川萌乃花さん

Q.1 なぜ、東京都の小学校教諭を目指したのですか?
 小学校2年生の時に担任だった先生が、子どもの小さな変化に気づいて、気持ちに寄り添ってくれる先生だったので、当時からこのような先生になりたいという憧れがありました。
 小学校実習に参加した時に、先生方が楽しそうに働く姿や、先生方の工夫によって作られた授業を子どもたちが積極的に受けている様子を見たり、毎日の仕事の充実感を感じたりしたことをきっかけに、さらに小学校教諭になりたいと思うようになりました。

Q.2 どのように勉強をしましたか?
 大学1年生の頃からアルバイトで塾の講師をしていました。中学生への指導でしたので、基礎の部分は私自身もしっかり身に付け、専門教養試験の勉強に活かしました。中学校で学習する基礎をきちんと理解するだけで、過去問を解いてみると正答率があがり、やる気がでました。
 小論文はこれまで書く機会があまりなかったので、キャリアサポートセンターでの公務員試験対策講座を受講し、一から先生に指導をしていただきました。
2次試験の集団面接と個人面接に関しては、夏休みに開催された「夢リア」の面接練習会に参加をしました。先生方の指導や、友達との実践の中で学び、自分の気持ちを上手く伝えられるように練習をしました。

Q.3 試験勉強以外にどのようなことに力を入れましたか? どのようなことが役に立ったと思いますか?
 私は同時期にピアノの個人レッスンを学校で受けていたり、運転免許を取得しようとしていたり、卒業論文のことを考えたり、小学校や保育園の実習があったり・・・とかなり忙しい日々を送っていました。 どんなことにもバランスよく取り組み、最後までやり遂げようという強い意志が、試験勉強を頑張ることや、面接で熱意を伝えることに繋がったのではないかと思います。

Q.4 試験当日はどのような様子でしたか?
 1次試験では、かなりの人数が同じ教室にいました。私の周りにいた受験生は親切な人が多く、声を掛けてくれたのでリラックスして試験に挑めました。
 専門教養試験が終わった後のお昼休憩では、周りで解答の確認をしている人がいたため不安にもなりましたが、それにのまれずに次の小論文に力を入れることが大切だと思いました。
 2次試験は、1次試験で席が近かった人と同じグループだったこともあり、安心して取り組むことができました。集団討論もあったため、みんなで「頑張りましょう!!」と声を掛け合い、とてもよい雰囲気で行うことができました。

Q.5 教育実習の様子を教えてください。(楽しかったこと・苦労したこと)
 私はちょうど運動会の時期に実習に参加したため、運動会の練習を見たり、実際に運動会に参加したりしたことが楽しかったです。子どもたちの一生懸命に頑張っている格好いい姿は今でも忘れられません。
 また、最終日にお別れ会を開いてくれたことがとても嬉しかったです。「自分たちで企画し、自分たちでプレゼントを用意していたよ。」と担任の先生から聞き、より一層嬉しくなりました。
 もちろん、授業を考え、その場で対応をしていくこと、予想していないことであっても臨機応変に対応することはとても大変で苦労しました。 それでも、子どもたちからのメッセージで「授業楽しかったです」「分かりやすかったです」と言われ、頑張ってよかったという達成感を味わうことができました。

Q.6 後輩へのメッセージをお願いします。
 どのような職業に就くとしても、「自分がやりたい」と心が躍る選択をしてほしいです。どこかに就職するとなると、私たち学生は選ばれる立場になります。 その時に、「自分はどうしてもこの仕事に就きたいです!」という強い思いがあれば、それがエネルギーとなり、選ぶ人の心に刺さるのではないかと思います。
 また、学生でいる間に他の人とは違う個性を見つけ、伸ばしてほしいです。その個性が少しでも選ぶ立場の人の印象に残ることで、他とは違うおもしろい人、魅力のある人になると思います。




東京都教員採用試験に合格した鈴木さんに話を聞きました。



2022年合格 鈴木ミチルさん

Q.1 なぜ、東京都の小学校教諭を目指したのですか?
 もともと私は人に教えることが好きで教員を目指しました。
 なぜ東京都を選んだかというと、私は今まで千葉県の田舎暮らしだったため「都会の東京で働きたい!」という夢があったからです。 また、大学生活を東京で過ごしていく中で、東京の良さに気付いたため、東京都で教員になりたいと思いました。

Q.2 どのように勉強をしましたか?
 私は大学2年生から、週1回キャリアサポートセンターに通い、小論文の練習をしていました。早めに始めたことで、自分が理想とするクラスが思い浮かぶようになり、書き方のスタイルも身につきました。
 私は大学推薦をいただいて教職教養試験の免除が決まってからは、筆記試験は専門教養の勉強に専念することができました。専門教養では主に過去問を解き、つまずいたところを見直すという勉強法をしていました。
 2次試験の面接対策では、大学で実施していただいた「夢リア」の夏休みの面接練習会に参加をしました。1度も欠席せずに参加をし、いろいろな先生に指導していただいたことで、自分の考えを深めることができました。

Q.3 試験勉強以外にどのようなことに力を入れましたか? どのようなことが役に立ったと思いますか?
 大学1年生の10月頃から、大学近隣の小学校で車いすを使用する児童の介助員としてボランティアをしていました。最初は週1回45分の体育の授業だけでしたが、現在は週1回 3時間入り、介助員だけではなく学習支援員としてボランティアを続けています。現場の先生の様子を見ることで、授業の進め方や声掛けの工夫などを学ぶことができました。
 このことは2次試験の個人面接でもアピールポイントとなり、良い経験になりました。

Q.4 試験当日はどのような様子でしたか?
 1次試験は人が多く、周りは参考書をずっと見て最終確認をしている人が多かったです。
 2次試験は、集団討論を4~5人で行い、個人面接は面接官3人に、受験者1人という形でした。周囲がとても緊張している様子だったので、私は声を掛けて「頑張りましょうね!」とお話していました。
 私自身はそれほど緊張していませんでした。これまで勉強や練習を重ねてきたという自信があったからかもしれません。

Q.5 教育実習の様子を教えてください。(楽しかったこと・苦労したこと)
 私は東京都の教員を目指していたので母校ではなく、ボランティアでお世話になっている小学校で教育実習をさせてもらいました。
 第3学年を担当でしたが、児童はみんな可愛く、休み時間は一緒に外で遊ぶなどして楽しく過ごすことができました。また、帰りに児童が折ってくれた折り紙をもらうこともあり、今でも大事に保管しています。
 苦労をしたことは授業づくりです。計11回の授業をやらせていただき、指導案は4つ作成しました。作成した指導案は、国語の「こそあど言葉」が2回と、研究授業も行ったので道徳が2回でした。どのようにしたら児童が楽しく興味をもってくれるか、掲示物はどのようにするか考えました。
 教育実習を無事に終えられたのは、周りの先生方に助けていただいたからだと思います。先輩の先生方に教材を共有させてもらいスムーズに準備をすることができました。また、実習前には参考書なども教えていただき活用しました。

Q.6 後輩へのメッセージをお願いします。
 自分の強みを何か一つもっていてください。また、できるかぎりボランティアやアルバイトなどで、子どもと接する時間を作ると良いと思います。
 有明短大では夏休みの面接練習会や、キャリアサポートセンターでの講座の実施など、学習の環境を作ってもらえます。先生との距離が近いところが、有短の良いところです。分からないことや悩むことがあればたくさん頼ってください。
 ただし、やるのは自分です。面接練習では私は思うように答えられず涙を流すこともありました。みなさんもたくさん泣いてその悔しさをバネに頑張ってください。




東京都教員採用試験に合格した林田さんに話を聞きました。



2022年合格 林田祐実さん

Q.1 なぜ、東京都の小学校教諭を目指したのですか?
 憧れの先生との出会いがきっかけでした。小学校5・6年生の時の担任の先生で、子どもたちに寄り添い、どんな話でも聴いてくれる先生でした。
 その先生の影響を受け、私は自分が育った場所で、子どもたちの成長に関わっていきたいと思い東京都の小学校教諭を目指しました。

Q.2 どのように勉強をしましたか?
 私はまず、過去2年の問題から出題傾向を調べました。1日、1~2時間は勉強する時間を取るようにし、過去問をひたすら解いていきました。
 小論文は過去問からポイントとなる言葉を考え、その言葉を含みながら書く練習をしました。書いた論文は先生に添削してもらい、自分の考えをまとめていきました。
 面接対策としては、夏休みに大学で面接練習会があったので参加をしました。はじめの頃は不安なことだらけで、一つも答えられない日もありました。しかし、先生方がポイントを一つ一つ丁寧に教えてくださったので、落ち着いて試験に臨めるまでになりました。試験当日は答えられない質問は一つもありませんでした。

Q.3 試験勉強以外にどのようなことに力を入れましたか? どのようなことが役に立ったと思いますか?
 いろいろと考えすぎると、心も体もきつくなってしまうので、適度に息抜きをするよう心掛けました。
 また、勉強はただ机に向かい問題を解いたりするだけでなく、自分の言葉の引き出しを増やすために本を読むようにしました。本のジャンルは問わず、いろいろなものを読みました。そのおかげで、小論文を書く時の内容が濃くなったほか、面接での話し方にも活かすことができたと思います。

Q.4 試験当日はどのような様子でしたか?
 友達が近くにいる人たちは、休み時間に話していることが多かったですが、私は1人だったので、音楽を聴いてリラックスしていました。
 集団面接のあとは、面接を一緒に受けた受験生と「お互いに頑張ろう!!」と声を掛け合いました。おかげで、「私は一人ではない。みんなと一緒に頑張っている。」と心強くなりました。

Q.5 教育実習の様子を教えてください。(楽しかったこと・苦労したこと)
 教育実習は担当クラスに入り、ほとんどはそのクラスで過ごすことになりますが、私の場合はほかのクラスの授業を見に行ったりもしました。また、担当の先生がその日の動きの予定を全て作ってくださったので、とても動きやすかったです。 休み時間は自由に過ごして、子どもたちと一緒にゲームなどをして遊びました。
 苦労したことは、授業のつくり方です。教え込むのではなく、子どもたちから引き出していく方法が難しいと感じました。それでも、私なりに考え、工夫をして、道徳の時間ではキーとなる言葉が子どもたちから出るよう、また、好きな言葉で好きなように表現できるように授業を行いました。

Q.6 後輩へのメッセージをお願いします。
 子どもたちは先生の姿勢、つまり向き合い方をよく見て感じ取っています。「真摯に向き合うこと」で信頼を得て、深い関わりに繋がっていきます。不安もあると思いますが、どうか最後まで子どもたちに真摯に向き合って、自分の経験としていってください。
 有短は先生との距離が近いので、何でも話すことができます。面接が不安だった私も、先生方が寄り添い、丁寧に指導してくださったおかげで合格することができました。困ったことがあればいつでも相談をしてみてください。
 みなさんも頑張ってください!!




(公立)品川区保育士採用試験に合格した芦沢さんに話を聞きました。



2022年合格 芦沢亜由夢さん

Q.1 なぜ、品川区(公立)の保育士を目指したのですか?
 私自身がよく、品川区の児童センター(児童館)を利用していたことが始まりです。その後、スタッフ活動をしたり、職員の方と話をしたりしていく中で、私も児童センターの職員になりたいと思うようになりました。子どもと遊び、楽しめる職業に就きたいと思ったからです。
 有短に入学した時点で私の卒業後の進路は明確に決まっており、その後も変わることはありませんでした。

Q.2 どのように勉強をしましたか?
 1年生の時から、週1回キャリアサポートセンターでの公務員試験対策講座を受講しました。ここでは小論文対策を中心に学習しました。キャリアサポートセンターの先生と、アルバイトをしていた児童センターの職員の方にアドバイスをいただきながら、小論文は3つほどテーマを絞って書けるようにしました。
 1次試験の専門教養は、市販されている重要度別の問題集を3周、幅広い問題が掲載されている問題集を2周解きました。一般教養は公務員保育士向けの参考書があったのですが、時間がなかったので、問題を解くのではなく、基礎の解説文を読むだけにしました。
 2次試験では実技試験に向けて、エビカニクスを練習しました。個人面接では、「夢リア」の夏休みの面接練習会に参加をして面接練習を何回もしました。また、試験の直前期には個別に先生方とキャリアサポートセンターの先生に指導をしていただきました。

Q.3 試験勉強以外にどのようなことに力を入れましたか? どのようなことが役に立ったと思いますか?
 児童センターのアルバイトをしていたので、そこでの経験が面接で役に立ちました。現場を見ることで、保育の課題やどのような取り組みをしているのかなどを、知ることができました。 年1回実施される大きな行事や、地区祭りなどにも積極的に参加をさせていただくことで、地域の方々と関係を深め、自分の生まれ育ったまちについての関心度も高まりました。
 また試験対策として、試験日の1か月くらい前からニュースをよく見るようにし、保育に関する情報にアンテナを張りました。

Q.4 試験当日はどのような様子でしたか?
 非常に緊張しました。当日は参考書や、小論文の練習用紙などは一切見ませんでした。
 私は時間に余裕をもって会場に向かい、リラックスするために何も考えずぼうっとしていました。周りを見ると、みんな勉強ができる人に見えるので、周りも見ないようにしました。

Q.5 保育実習の様子を教えてください。(楽しかったこと・苦労したこと)
 とにかく楽しんで取り組むようにしていました。ピアノは本当に苦手だったので、少し配慮していただきましたが、それ以外の遊びや先生の手伝い、掃除、部分実習・責任実習などは全力で取り組みました。
 日誌は書く内容がわかっていても、作成に時間がかかるので苦労をしました。睡眠時間が削られるので体調を崩してしまうなど自分自身の体調管理が大変でした。

Q.6 後輩へのメッセージをお願いします。
 特別区の保育士採用試験の1次試験は、実習期間と重なってしまうことが多いですが、そのことも踏まえて計画的に勉強をすればきっと大丈夫です。自分にあった勉強法を見つけることが大事です。頑張ってください!!
 公立は、「保育士」としての採用なので配属先が保育園になるのか、児童センターになるのかわかりません。私は児童センターを希望しており、面接でも希望は伝えていますが、保育園に配属になることもあります。 その点、私立の場合は児童館職員としての採用なので、必ず児童館や放課後学童クラブなどで働くことができます。それでも私は公立を志望しました。みなさんもそのようなことも理解したうえで進路選択をしてください。




(公立)江東区保育士採用試験に合格した田中さんに話を聞きました。



2022年合格 田中志歩さん

Q.1 なぜ、江東区(公立)の保育士を目指したのですか?
 私は保育士・幼稚園教諭・小学校教諭の資格免許の取得を目指しており、保育士になるか小学校の教員になるかとても悩みました。大学の先生やキャリアサポートセンターで進路について相談をしている中で、大学の先生方に勧められたこと、また仕事をする上で安定していることが魅力に感じたので公立受験をすることにしました。
 公立は受験日が異なれば複数受験することが可能でしたので、私は公立保育士と小学校教諭の受験勉強を行いましたが、最終的に3年間を過ごした江東区で保育士になることに決めました。

Q.2 どのように勉強をしましたか?
 まずは受験する自治体の試験形態を調べて対策をしました。また、自治体の子育てや保育の問題、力を入れていること、国の子育て制度などを調べて、理解に努めました。これらは筆記試験や小論文、面接でも問われるからです。
 筆記試験対策では、過去問を何度も解くようにしました。
 小論文ではキャリアサポートセンターの公務員試験対策講座を受け、繰り返し小論文を書きました。また、一つだけではなく、いくつかの例題で書く練習を行いました。そして何度も何度も先生に添削をしていただきました。
 面接に関しては、想定される質問に対して、自分なりの答えを準備するようにしました。話をする内容も重要ですが、私は入退室や身振り手振り、目線、表情、声のトーンなど、面接での印象も大事であると考え、意識して練習に取り組みました。入退室や模擬面接の動画を何度も見ました。本番の雰囲気を見ることができたので、当日は緊張しすぎずに面接に臨むことができました。

Q.3 試験勉強以外にどのようなことに力を入れましたか? どのようなことが役に立ったと思いますか?
 保育園や幼稚園実習で子どもたちと関わっていく中で、「自分が保育者として働くときにどうありたいか」、また「どのような保育者になりたいか」を改めて考えるきっかけになりました。
 私は小学校の免許まで取るため大学の授業で忙しいことと、遠方から通学していたこともあって、保育園でアルバイトをする時間を作ることができませんでした。したがって面接の場では、他の受験生のようにボランティアやアルバイトの経験からの学んだことといった話はできませんでしたが、実習での子どもとの関わりの中で感じたことや経験したことを自分の言葉で話すことができました。
 実際、面接官の方々も私の実習体験談を興味深そうに聞いてくださいました。

Q.4 試験当日はどのような様子でしたか?
 ほどよい緊張感で、思っていたよりリラックスしていました。
 試験会場まで距離があったので、電車の時間は余裕をもって自宅を出ました。途中、電車が遅延し、駅への到着は予定時刻より遅れましたが、十分な余裕があったので落ち着いて会場に向かいました。

Q.5 保育実習の様子を教えてください。(楽しかったこと・苦労したこと)
 名札を付けない保育園だったので、子どもたちの名前を覚えることに苦労しました。
 また、外国籍の園児もいてコミュニケーションの部分で不安もありましたが、毎日少しずつ声をかけたところ、実習の後半では園児の方から話かけてくれるほど仲良くなることができました。
 実習生が必ず苦労する日誌の書き方や、目標の決め方については、漢字の間違いや表現のミスがないよう事前に勉強をしておきました。また、先輩の日誌を見せてもらったり、授業でもらった資料を参考にしたりしました。
 大変なこともありましたが、実際に子どもと関わることができる実習は毎日楽しいものでした。長縄大会に向けて子どもたちが練習し、一日一日の成長が見られたこと、私の伴奏に合わせて一緒に歌ったこと、部分保育で私が考えた遊びを楽しんでくれる子どもたちの姿が見られたこと、全てが忘れられない経験となりました。

Q.6 後輩へのメッセージをお願いします。
 自分の可能性を信じて、あきらめずに夢に向かって取り組んでください。
 「明日やろうは馬鹿野郎」です。
 大変なこと、辛いことがある時は、先生や友達、家族と話をしてみてください! 私自身、悩みがたくさんありましたが、皆さん夢を応援してくれました。
 有短の先生はいつでも学生の味方です!! 人との繋がりに感謝を忘れず、日々生活しましょう。




(公立)銚子市保育士採用試験に合格した田沼さんに話を聞きました。



2022年合格 田沼怜奈さん

Q.1 なぜ、銚子市(公立)の保育士を目指したのですか?
 私は3年生になってからも保育士になるか、幼稚園教諭になるか決めかねていました。
また、有短で3年間を過ごした東京か、もしくは地元の銚子市に帰って就職をするかも悩んでいました。そこでキャリアサポートセンターに相談をし、まずは東京の私立保育園に見学をしてみようということになりました。 見学させていただいた保育園も魅力的でしたし、実習でお世話になった地元の幼稚園もとても素敵なところでしたので、ますます悩んでしまいました。
 そのようななか、以前からチェックをしていた銚子市のホームページで公立保育士の採用試験が実施されることを知りました。公立保育士採用試験は毎年必ず実施されるわけではないため、これはチャンスであると大学の先生やキャリサポートセンターの勧めもありました。
そして、最終的には「やはり地元で保育士として働きたい」という思いが強くなってきたことから銚子市の採用試験を受験することに決めました。

Q.2 どのように勉強をしましたか?
 採用試験の問題集を買って、問題の形式や傾向に慣れるようにしました。同じ問題集を繰り返し解き、間違いがなくなるように一つ一つ理解をしていくようにしました。
 面接対策は先生方にお願いをして指導していただきました。自分の長所や短所、保育士に求められること、学生時代に頑張ったことなど、自分の考えを先生方と話し合いました。模擬面接では始めはなかなかうまく答えることができませんでしたが、練習を重ねていくことで、自分の言葉で伝えられるようになっていきました。
 また、ピアノの弾き歌いと絵本の読み聞かせの実技試験もあったため、大学のレッスン室で課題曲の練習を行い、絵本の読み聞かせの実演練習をしました。

Q.3 試験勉強以外にどのようなことに力を入れましたか? どのようなことが役に立ったと思いますか?
 大学のオープンキャンパスでスタッフのアルバイトをしてきました。オープンキャンパスには受験を考えている高校生やその保護者の方が大勢いらっしゃいます。
積極的な高校生もいれば、控えめな高校生もいて様々です。また、大学生活の中ではなかなかお話する機会のない保護者の方にも説明をしなくてはいけません。 言葉遣いや話し方は、話す相手によって違うため、相手の様子をよく観察してその方にあった対応をするように心掛けました。
 また、普段から友人や先生方と積極的に話をするようにしました。会話が弾むような話題提供や雰囲気づくりの勉強になり、面接に活かすことができたと思います。

Q.4 試験当日はどのような様子でしたか?
 東京の試験は2次試験までが多いなか、銚子市の試験は3次試験までありました。2次試験ではピアノの弾き歌いと絵本の読み聞かせがあり、3次試験は面接でした。これらの試験では笑顔でいることを心掛けていました。
 2次・3次試験は1人だったので、一つ一つ落ち着いてやることを意識していました。

Q.5 保育実習の様子を教えてください。(楽しかったこと・苦労したこと)
 部分実習で製作を担当したときは、緊張しましたが、子どもたちが楽しそうな表情で作っていたり、「できた!」と私に見せてくたりしたことが嬉しく、楽しかったです。難しいことや悩んだこともありましたが、先生方からの言葉やアドバイスで乗り越えることができました。
 子どもが揉めている時の言葉がけや、仲介の仕方には苦労しました。子どもの年齢やその場の状況に合わせて、大人が入るべきか子ども同士で解決できるか、見極めることが難しかったです。

Q.6 後輩へのメッセージをお願いします。
 ボランティアやアルバイトなどを経験しておくと、試験の面接で活かすことができ、また現場でも役に立てることができると思います。保育士を目指すのであれば、保育園のボランティアやアルバイトがよいかもしれませんが、それ以外のものでもその経験は様々な場面で活かせるはずです。
 私は大学の先生方やキャリアサポートセンターで面接練習やエントリーシート(面接票)の添削などをしてもらいました。試験対策は1人では難しいこともあるため、大学の先生などに支援をお願いしてみてください。