現在、ＴＶ・ラジオ・ＣＤ・長唄演奏会や、坂東玉三郎丈、中村勘三郎丈の歌舞伎公演の立三味線など、幅広い演奏をこなしながら、有明教育芸術短期大学・芸術教育学科の教授を務める杵屋勝国先生が、平成２１年３月３０日に第三十回松尾芸能賞・邦楽部門優秀賞を受賞しました。
去年八月に、国立大劇場で行われた”芸の真髄シリーズ”『杵屋勝三郎・杵屋勝国』という演奏会で、長唄三味線の完成度、洗練度の高さを遺憾なく示し、繊細な華やかさと、豪快かつ爽やかな音色は、これぞ江戸情緒の粋かと思わせるほど観客を魅了した事が、主な受賞理由の一つでもあります。
その他に、演劇部門では坂東三津五郎、松坂慶子など、著名人が受賞されました。